百獣の王の檻を壊した

守りたくて、救われたい

噂のラジパを観に行った感想


謎の使命感に駆られ感想を書く。
結局トラジャ担目線の話しかできないのだが、許しテロンテロン

いやだって、これはさすがにTravis Japan全員に観て欲しい。
今日までやっているらしいのでまだ観に行っていないTravis Japanは今すぐ歯医者の予約をキャンセルして赤坂に駆け込んで欲しいし、難しければDVDも売っているのでコネで入手してくれ。

というのも単純に、出演者全員のダンスレベルが大気圏を突き抜けているから。

二幕を観た宮近なんて、最後まできちんと椅子にお尻を付けて座っていられただろうか。きっと今すぐ踊りたくて堪らなくなったと思う。
「彼氏のサークルの集まりに連れて来られた彼女」こと松倉くんもきっといい刺激になったんじゃないかな。松倉くんありがとうね。
(連れていったのか、付いていったのか)(どっちにしても勘弁して欲しい)(喜)

一方でダンス知識ゼロの私は、開いた口が塞がらず、手拍子の手が止まり、「かっけぇ」「すげぇ」以外の語彙力を喪失して体感30秒で二幕が終わった。

もちろんTravis Japanだけでなく、美勇人くんのダンスに一度でも触れたことのある人全員に観てほしいな。

(あと未だになんでこっちを捨てたのとか言ってる人にこそ観て欲しい)

改めて言うまでもないが、森田美勇人はめちゃめちゃダンスが上手い。いや、知っていたけど知っていた以上にめちゃめちゃダンスが上手い。
OPで美勇人くんが踊り出した瞬間、心臓がバクバクして口元のにやにやが抑えられなくて、うわめっちゃ森田美勇人〜〜〜と思っていたら最初のセットがなんだか2010年の青山劇場みたいで、声変わり途中でしきりに声が裏返ってしまう14歳の美勇人くんを、今そこに立つ24歳の美勇人くんと重ねたりした。

一幕のストーリーを超簡単に言うと、極端な圧力のかかった社会の底辺で、ずっとひとりでいたミュートが、ダンスの力で世界を変えようと信じて踊り続けるグループに出会う。彼らとダンスで心を通わせ信じ合い、権力と戦うことで1つの真実に辿り着き、それぞれが進むべき道を再確認するお話。

結果として、ミュートは彼らと共に歩む道を選ばない。
その理由は、彼らへのリスペクトと信頼。そこに自分がいなくても、彼らはきっとダンスで世界を変えられる。

そして、自分の進むべき道の先にいる、かつての自分のようなひとりぼっちの誰かに出会う予感を信じ、それぞれの成功の先にある再会を誓う。

劇中でミュートはダンスグループに強い憧れを抱き刺激を受けているので、「ウォークライ」は美勇人くんにとってのダンサーの概念やダンスへの情熱を象徴する存在として描かれているのかもしれない。

私は脚色されたストーリーを真に受けるほどピュアタイガーではないけれど、美勇人くんのダンスに対する気持ちとパフォーマンスをいつだって信用している。

幸せは必ず誰かの犠牲の上で成り立っていて、人はみな誰かに生かされて生きている。

美勇人くんのいる場所が、自分のために生きられて、誰かのために頑張れる世界であることを願っている。
そして、いつだって表現したいことを見失わず、ダンスに愛されスポットライトの下に導かれ続ける世界であることを祈っている。

美勇人くん、改めて初主演舞台おめでとうございます。
いつかこっちのパーティーにも遊びにきてね。

またね。