百獣の王の檻を壊した

守りたくて、救われたい

ガイズ問題について私が思うこと


まず先に、昨今わたくしめが勝手に懸念している「トラジャ担、種類多すぎ問題」について聞いてもらってもいいですか。聞いて。

ご存知の通りトラジャはメンバー変遷が多かったことから、各時代に付いたおたくを引き連れているため「トラジャ担」と一括りに言ってもあまりにも種類が多すぎてしまうんですね。
何なら「トラジャ担」と呼ばれることにまだ違和感を感じる方もいるかもしれません。

現状のトラジャ担の種類は大きく分けると下記の4つで構成されているかと思います。

①松松加入前からの如恵留担、しめ担、宮近担、閑也担、うみ担
②トラジャ加入前からの松倉担、元太担
③松松加入後からの如恵留担、しめ担、宮近担、閑也担、うみ担、松倉担、元太担
④現メンバーに担降りしているか全員を応援している美勇人担、仲田担、顕嵐担、梶山担

多分②や③の方からすると①と④は同じに見えるかもしれませんが、全く違います。そして意外と④の層が多いこともトラジャ担の特徴のひとつなので特記しました。

私から見える範囲の話で言うと、恐らく文化の違いによる価値観の相違が最も大きく生じているのが①(④)と②の人達だと思うんですね。
みんなそれぞれ大切なものがあって、守りたいものがあるからこそ、譲れない気持ちも大きいのです。分かる。

トラジャ担の大半は担タレなので、お互いの意見を尊重し合って皆んなで楽しく仲良く応援しようねって方が多いと思います。
が、時々いるんですよね、自分と違う意見の人を攻撃する人。そんな意見を持つ奴はトラジャ担じゃない!と言わんばかりに除け者にしようとする人。

そういうのを見ていると、いにしえより戦争とはこういう僅かな文化や習慣の違いが拗れに拗れて繰り返されてきた悲劇なんだな…と遠くを眺めたくなるんですね。冬の帝劇か?

ユニット競争が激化していくこの滝沢時代に、内部紛争をしている場合ではないです。


とか何とか言って、正直なところ私自身がそういう細かいことにモヤモヤしてしまってトラジャを応援するのがちょっと楽しくないなぁと思ってしまいまして。これは本当に私個人の問題なのですが。

何言ってんの?そんなこと1ミリも思わない!勝手にネガキャンしてんじゃねぇよブス!って方は今すぐこのブログを読むのをやめてYouTubeを再生してください。
「バンデット見てみ」↓↓↓

https://youtu.be/rp33qSG_4C8

 

 

 

 

 

ここまでスクロールしてきた人は、きっとそれぞれ心の何処かにモヤモヤを抱えつつも、私は何があってもトラジャに付いていくから!いつだってそうしてきたから!だってそれしか分からないし!という方であると見なして話を進めますね。
ちなみに今のは「それリカの台詞」って突っ込むところです。

で、そのわだかまりを生むひとつの火種となっているのが「Guys PLAYZONE」に対する価値観の相違なんじゃないかなと、TLに並ぶ文字やマシュマロに寄せられる声を眺めながら思ったので、ちょっと整理したいなと思った次第です。

さて本題。
披露されるたびに物議を醸す問題曲「ガイズ」
私も披露されるたびに立ち止まってしまう内の1人です。

他の曲は受け入れられるのに何故この曲は立ち止まってしまうのか?そもそも何故この曲がこんなにも特別視されているのか?
それらを一旦整理するために、例に習ってガイズに対して何かしら負の感情を抱いてしまう人の意見をざっくりと4つに分けてみました。

①プレゾンに出ていない人にガイズを踊って欲しくないタイプ
②ガイズをやるのはいいが、ここぞという大事な時に本気でやってくれよタイプ
③ガイズを楽しみたいだけなのに、それに文句を言う人達が嫌なタイプ
④ガイズを楽しみたいだけなのに、何かと物議を醸すのが目に見えているので素直に喜べないタイプ

こんなところでしょうか。

まず、①について。
ストレートに言うと松松はプレゾンに出てないんだから踊んないでくれ、という人達です。特にサマパラ時にちらほら見かけた意見。

「何でプレゾンに出てないから踊っちゃいけないの?夜の海だって踊ったじゃん?」となる方も多いかと思います。


プレゾン曲の多くはご存知の通りトラヴィス・ペインという陽気なアメリカのおじさんが振り付けたもので、詳しいことは私もよく知りませんが契約云々の関係でトラヴィスの許可を得たプレゾンカンパニーだけが踊れるものになっているそうなんですね。(SHOCKのことはよく分からんので同条件だったらごめん)

プレゾンが終了してから多くのプレゾン曲は封印されていた中、2017年8月に当時のトラジャが大人の方々にお願いして「本気なら協力する、それ相応の態度で示しなさい」と言われてやっとの思いで踊らせて貰えたそう。
それを翌年のサマパラであっさり披露され普通に映像化もされた結果、①の意見を持つ方々が現れたのだと思います。

まぁでも個人的には、実際この意見を言っている人で当時のプレゾンを見てた人は何割いるんだ?と思っています。
少なくとも私の周りではそんな風に言っている人はいない。むしろこんな重い曲を踊ってくれて松松ありがとうな…って言ってる人しかいない。そういう人しか残ってない。

ということで①の意見に傷付いた人に分かって欲しいことは、松松担以外の全ての人達が松松に対してそんな意地悪な気持ちを抱いているわけではないということ。
というか実際、憤りの矛先が松松に向いている人はあまりいないと思う。どちらかというと「プレゾンカンパニーじゃないのになぜ使用許可がおりたのか?」という疑問に近いかもしれません。

続いて、②
簡単に言えば憤りの矛先が松松以外の5人に向いている人達です。

多分この層の人達が引っかかっているのは実はプレゾンではなく、キントレのガイズなんじゃないかな。
前述の通り、プレゾン以外で披露することが難しいとされているプレゾン曲は、かつてのトラジャ単独公演でも披露されたことはなかったんですね(若干アレンジされたイツバや嵐などを除く)。

我々おたくも「プレゾンが復活しなきゃガイズは見られないんだね…」と諦めモードだった中、大人の方々を説得してまで押し通したあの夏。トラジャがそこまでしてガイズをやりたかったのは、森田美勇人くんがトラジャとしてラストステージだったことが大きな理由のひとつであると推測します。
「あの時ステージに立っていた全員の気持ちを背負った」という、言葉で言えないことをパフォーマンスで伝えようとしてくれたあの熱量が忘れられなくて、意を決して披露してくれた事実が余りにも大切すぎるから、①と同じ理由で拍子抜けした人が多いのかなと。
「やるのはいいが、やるのであれば切り札として出すくらいの大事なタイミングで、それ相応の覚悟が見て取れるパフォーマンスを見せて欲しい。」だと思います。うん分かる。

で、キントレ時にトラジャ担ではなかった勢はこの手の話になると「凄かったんだろうけど私はそんなの知らないから関係ない」となるんですね。
普通にかっこいいと思った自担のパフォーマンスを、知らない頃の話を持ってきて比べられて非難されたら悲しいし悔しい気持ちになります。それが、③の人達です。

そういう人たちの為にあったのが、サマパラのガイズだと思っています。

「こんなのガイズじゃない」という言葉に傷付いた人。そんなの気にしなくていいです。
これは私の見解ですが、あのサマパラのガイズは少なくとも「こんなのガイズじゃない」と思う人達に向けられたガイズではないと思う。
ガイズを見たことがない人へ、僕たちこんなことをやってきたよ、夜の海と並ぶくらい大切な曲なんだよ、だからこれからは一緒に大切にしようねって教えてくれる為のものだったと、少なくとも私はそう受け取りました。
世界中のどこを探しても2018年のガイズはあのTDCにしかなかったのだから、誰がなんと言おうとあなたがその目で見たガイズをガイズだと思えばいいです。
「こんなのガイズじゃない」と思う人達にとって大切なガイズがあるのと同じように、あなたが最初に見て好きだと思ったガイズを大切に思って欲しいです。

それから、④の人
ガイズを踊る自担は大好きだけど、なんか色々荒れるからだったらもういっそのことやらないでくれていいや、くらいに思っている人。
いやもうシンプルに、ごめんな。
誰かの負の感情につられなくていいです。本当のガイズを見たことがないから…と卑下する必要もないです。


そもそもガイズは、毎年パワーアップが期待され、その期待に応えるように更新されてきた曲です。
S&Dになってからのプレゾンは、「去年の方が良かった」「あの年のメンバーが一番いい」など前後年と比較され、評価されてきた舞台です。
つまり今のガイズが以前と比べられるのは、本来の在り方として正しいと言えば正しいのかもしれない。それだけの熱量を背負った曲だということです。


というわけで様々なおたくの意見を代弁したかのような顔をしていますが、もっと色んな感情が複雑に存在し合っていると思います。
私も特に加入側の気持ちは分からないのでそんなんじゃねぇよ!って思う方がいたらまじごめん普通に。


ただ、色んな意見があるけれど、全員に共通して言えることは、「トラジャが好き」「ガイズを大切な曲だと思っている」ということだと思います。
だから冒頭の話に戻るけど、自分と違う嗜好の人種を敵だと思わないでね。攻撃しないでね。


色んな人の色んな思いを乗せて、Travis Japanはガイズを、プレゾンを背負ってくれていると思います。
毎日120%の力で魂を込めて何年も踊ってきた曲。イントロの盛り上がりやシャツをはだけた時の歓声に頼るような曲ではないということは、誰よりも知っていると思います。


そんな7人の思いが尊重される世界でありますように。

 

今回の記事について補足説明を書きました。

気になる方だけご覧ください。


以上、最後まで読んでくれた方、ありがとうございました〜!
ガイズについて他にも意見がある方、ぜひマシュマロ投げてください!